セルティックは2021年6月以降、カタールW杯日本代表FW前田大然をはじめ日本人選手を相次いで獲得。移籍金の安さに注目が集まる中、現地では前田大然の放出により莫大な収入を得られるとの見方が広まっている。
前田大然は2021年12月、横浜F・マリノスからセルティックへ期限付き移籍すると、昨季終了後に完全移籍へ移行。決定力不足により批判を浴びることもあったが、今季はここまでスコットランド1部リーグ戦で24試合に出場して6ゴール5アシストをマーク。先月26日のリーグカップ戦決勝でもFW古橋亨梧のゴールをアシストするなど、セルティックの優勝に貢献している。
かつてセルティックで元日本代表の中村俊輔氏とともに活躍していたクリス・サットン氏は、英公共放送『BBC』の番組内で「前田大然はカタールW杯で得点した選手だ。一人前のクロージングマシーンであり、信じられないようなエネルギーを持っている。そんな彼を100万ポンド(約1億6000万円)ほどで獲得したんだ。とんでもないよ」と、前田大然の移籍金の安さに言及していた。
すると英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、サットン氏の発言を伝えた上で、「アンジェ・ポステコグルー監督のもとでプレーしていた横浜F・マリノスからレンタル移籍で加入し、昨年夏にわずか100万ポンドで正式契約した前田大然は、すでに完全に掘り出し物のように見える」と絶賛。
前田大然の現在の市場価値を「800万ポンド(約13億円)」と評価すると、同選手の去就について「プレミアリーグで苦戦するサウサンプトンが最近関心を示していたが、セルティックの関係者は彼をすぐに現金化しようとは考えていないはずだ」
「もし彼がセルティックを去ることになれば、(彼に対する)セルティックの初期投資に対して明らかな利益をもたらすようなクラブへ移籍する可能性が高い」と綴っている。
前田大然は今年1月、プレミアリーグ下位に沈むサウサンプトンからの関心が報じられていた。今季終了後にプレミアリーグをはじめ欧州主要リーグのクラブからオファーが届くか注目が集まる。
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