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ティーラトンに影響は?ブリーラム石井正忠監督「誰が先発でも…」【現地取材】

石井正忠監督 写真:SVC

 元横浜F・マリノス所属DFティーラトン・ブンマタンを擁するブリーラム・ユナイテッドは先月26日、タイ1部リーグ第21節・プラチュワップFC戦で0-1と勝利。石井正忠監督はチーム全体のパフォーマンスを振り替えながら、考えているチームの形についてコメントを述べた。

 ブリーラム・ユナイテッドは今季ここまでリーグ戦無敗を維持。残り9試合である中、2位のバンコク・ユナイテッドに勝ち点12差をつけて首位に立っているとはいえ、すべての面で順調というわけではない。

 プラチュワップFC戦では59分にFWロンサナ・ドゥンブヤがPKから先制点を奪取。この1点を守り切って白星を飾ったものの、石井正忠監督は試合後の会見で「(他の試合と比べて)この試合では攻撃面でのパフォーマンスが物足りませんでした」と不安材料を指摘。

 「プラチュワップFC戦ではすぐにボールを奪いにくるスタンスで臨みましたし、早い段階に中盤でボールをインターセプトしようとしていました。それによってボールを保持しすぎてチャンスをそれほど作れませんでした。後半に入ってからはそれを改善してゴールに辿り着きましたが、先制点を奪った後はまたボールを回し続ける場面が多くなりました。修正すべきポイントですね」と語っている。

 また、プラチュワップFC戦にベストメンバーで臨まなかった理由を問われると、「試合数が多く、チームのパフォーマンスに影響が出ているのは確かですね。(ベストメンバーで全試合に臨まなくても)試合にはあまり影響が出ていないと確信しています」

 「誰がピッチに立っても、やることが変わらないようなチーム作りを目指していますし、すべての選手にチャンスを与えたいと考えています。サポーターに感謝しながら、彼らを喜ばせるように引き続き努力します」と答えた。

 なおティーラトンは今季ここまで全試合に出場。プラチュワップFC戦でも左サイドバックでフル出場したが、この先の試合でベンチスタートとなる可能性も考えられる。