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シュツットガルト伊藤洋輝獲得に今夏再挑戦?ブンデス勢の関心継続か

伊藤洋輝 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルフスブルクは今年1月、VfBシュツットガルトに所属するカタールW杯日本代表DF伊藤洋輝の獲得に失敗。しかし、現有戦力の去就次第では今季終了後に再び同選手の獲得に動く可能性があるようだ。

 ドイツ紙『キッカー』は27日、今年1月の移籍期間中にVfBシュツットガルトが却下したオファーを紹介。これによると、ボルフスブルクは移籍金1000万ユーロ(約14億円)で伊藤洋輝獲得を打診したものの、VfBシュツットガルトに拒否されたという。

 そのボルフスブルクの守備陣では、U21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンが奮闘。ファン・デ・フェンは今季ここまでリーグ戦全試合でフル出場も、すでに複数クラブから関心を寄せられているとのこと。

 『キッカー』は「このオランダ人選手は依然としてターゲットにされている。ボルフスブルクはすでに後釜候補に狙いを定めている」とした上で、伊藤洋輝を有力候補に挙げている。

 ただボルフスブルクはあくまでもファン・デ・フェンの慰留に努めるとのこと。「ファン・デ・フェンのバックアッパーとして、伊藤洋輝を獲得するという考えはない。移籍金も高すぎる」とし、伊藤洋輝の去就がファン・デ・フェンの今後に左右されるとの見解を示している。

 伊藤洋輝は2021年6月にジュビロ磐田からVfBシュツットガルトへレンタル移籍すると、翌年には買い取りオプション行使により完全移籍へ移行。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場するなど、VfBシュツットガルトの守備陣を支えている。

 ただ伊藤洋輝とVfBシュツットガルトの契約期間が2025年6月までである中、昨年11月以降はセリエA(イタリア1部)ローマ移籍の可能性が報じられている。VfBシュツットガルトがブンデスリーガ残留争いを強いられているだけに、同選手の去就が今季のリーグ戦結果に左右される可能性も考えられる。