欧米でマスク姿の人を見ることがほとんどないだけに、日本人の過度なマスク着用は外国人にとって異様な光景に映るようだ。浦和レッズのコーチを務めるヴォイテク・マコウスキ氏が、日本人の倫理観に言及。新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、マスク着用に対する自身の感想を述べている。
日本政府は今年5月8日に新型コロナウイルスを季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行することを決定。3月13日から屋内外問わずマスク着用を個人の判断に委ねるほか、アクリル板の設置などマスク着用以外のコロナ対策についても見直す方向で検討している。
マコウスキ氏はポーランドメディア『オーネット』のインタビューにて、日本におけるコロナ事情を聞かれると「日本は長い間、観光客に対して閉鎖的だった。ビジネスを目的としたビザでなければ入国できなかったが、昨年10月にビザの免除措置が再開されたんだ」と、日本への渡航事情を説明。
マスク着用の実情について「今も建物内ではマスクの着用が義務付けられているが、今年5月に廃止になると報じられている。また屋外の場合だと、直接人と接しない場合はマスクをする必要がない。なのに街中ではマスクをしている人ばかりだ」
「私はマスクの着用義務がなければ、マスクをしない。だからみんながマスクをしている光景にとても驚いている。日本人の考え方はまったく違うんだ」とコメント。コロナ規制緩和の動きが進む中でもマスク着用にこだわる日本人の姿に戸惑いを感じている。
なお今季のJリーグ公式戦では、スタジアムの収容人数を100%とした上で声出し応援も全面解禁。野々村芳和チェアマンは3月13日以降の公式戦でマスクなしでの声出し応援を認める方針を明かしている。
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