かつてサガン鳥栖やセレッソ大阪を率いていた尹晶煥氏は、2022シーズン限りでジェフユナイテッド市原・千葉の監督を退任。今季から韓国1部リーグ(Kリーグ)公式戦で解説を担当することが正式決定した。
同氏は現役時代にセレッソ大阪やサガン鳥栖でプレー。セレッソ大阪監督時代の2017シーズンに天皇杯とルヴァンカップの2冠を達成するなど、Jリーグで多くの実績を残している。また2021年からジェフユナイテッド市原・千葉を指揮。2021シーズン終盤に13試合連続無敗と結果を残していたが、2022シーズンにJ1昇格を果たせなかったことによりクラブを離れていた。
その尹晶煥氏は昨季終了後に韓国へ帰国すると、今年1月に「Kリーグアンバサダー」に就任。Kリーグの顔として韓国プロサッカー連盟(KFA)主催のイベントに出席している。
KFAは今月24日、尹晶煥氏が解説者として韓国国内のスポーツ専門チャンネルのリーグ戦中継に出演することを公式発表。同氏の解説者デビューは来月4日に行われるKリーグ第2節・大邱FC対済州ユナイテッドを予定しているという。
また本人は「放送席でマイクを持って、再びKリーグファンの前に立つのは新鮮に感じます。これまでの経験をもとに、専門的で内容の濃い解説を心がけます」と、Kリーグ公式戦で解説者デビューにむけて意気込みを語っている。
今季の韓国1部リーグでは、MF天野純(全北現代)やMF江坂任(蔚山現代)、FW石田雅俊(大田ハナシチズン)、DF鈴木圭太(大邱FC)と4名の日本人選手がプレーする。特に日本代表選出経験を持つ天野純と江坂任への注目度が高いだけに、Jリーグも知る尹晶煥氏が両選手のパフォーマンスにどのような評価を与えるのか気になるところだ。
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