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古橋亨梧に残留強要?プレミア移籍報道にセルティックOB「実力あるが…」

古橋亨梧 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧(28)には、プレミアリーグ移籍の可能性が浮上。クリスタル・パレスからの関心が報じられる中、セルティックOBが同選手に対して残留を勧めるとともに、プレミアリーグ挑戦の場合の不安材料を指摘している。

 英メディア『フットボール・インサイダー』は今月14日、クリスタル・パレスがFWウィルフレッド・ザハ(30)の後釜候補として古橋亨梧をに関心を寄せていると報道。同選手はセルティックとの契約を2025年6月まで残しているが、「クリスタル・パレスからの関心報道により、セルティックは古橋亨梧に契約延長を申し出るかもしれない」と伝えられている。

 そんな中、セルティックOBのフランク・マカベニー氏が古橋亨梧の去就を展望。『フットボール・インサイダー』のインタビューにて「古橋亨梧がこの夏にプレミアリーグのクラブへ移籍するとは思わないね。セルティックの選手たちは、プレミアリーグに移籍するだけの実力を持っていると思う。でもアンジェ・ポステコグルー監督と同じく、まだ実現するとは思えない」

 「このフットボールの世界では、絶対にないとは言い切れない。古橋亨梧がずっとセルティックにいるわけではないが、彼にはまだやり残したことがあるはずだ」と、同選手にセルティック残留を強く求めている。

 またマカベニー氏は同選手のプレースタイルを解説。「彼のスピードは、プレミアリーグでも恐れられる武器になるだろう。だが、プレミアリーグでプレーするために必要なフィジカルの強さがあるかどうかは分からない」と、フィジカル面でプレミアリーグの戦いに適応できない可能性を指摘した。

 古橋亨梧は2021年7月のセルティック加入以降、絶対的ストライカーとして活躍。今季はリーグ戦で19ゴールと得点ランキング首位に立っている。オフザボールでの動きや裏のスペースを突くタイミングが現地でも評価される中、同選手のプレミアリーグ移籍報道を巡って論争が繰り広げられている。