日本代表MF原口元気(31)は先月末、ブンデスリーガ(ドイツ1部)ウニオン・ベルリンからVfBシュツットガルトへ完全移籍。カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)と日本人選手トリオ結成が話題を呼んでいる。そんな中、VfBシュツットガルトのアレクサンダー・ウェラ会長が原口元気獲得の理由を説明している。
原口元気は今季スタメンでの出場機会が減ると、先月30日にVfBシュツットガルトへ完全移籍。翌日の国内カップ戦で早速デビューすると、その後リーグ戦2試合つづけて遠藤航らとともにフル出場。ブンデスリーガ残留へのキーマンとして期待を寄せられている。
そんな中、ウェラ会長はドイツ誌『ビルト』のインタビューに対応。原口元気獲得の意図を問われると「我々は非常に若いチームだ。意識的にこの道を歩むことを決断し、それを続けたいと考えている。チームに健全なミックスをもたらすために、足りない構成要素を見つけることだ。若い選手がさらに成長できるように、何かを変えなければならないんだ」とコメント。
若手主体のチーム編成において、ブンデスリーガの舞台で経験豊富な選手が必要だと判断したことを明かしている。
『ビルト』は先日、原口元気獲得でVfBシュツットガルトの支払った移籍金が60万ユーロ(約8400万円)であると報道。財政面で問題を抱える中、原口元気の他にMFジル・ディアス(26)を移籍金50万ユーロ(約7000万円)により完全移籍で獲得した一方、MFナウイロ・アハマダ(20)を移籍金1200万ユーロ(約16億8000万円)によりクリスタル・パレスへ放出している。
ウェラ会長はアハマダの放出に関連して「彼に対するオファーは断れなかった。しかし、そうしなければ私たちが破産していたかというと、そうではない。4選手に対して高額移籍金を伴ったオファーが提示された。もし売らなければならないのなら、4人とも売っていただろう」
「財政状況は非常に厳しいので、移籍金による収入は助けになる。しかし長期的に移籍金収入に依存するようなことは、もはやしてはならない」とコメントを残している。
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