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原口元気獲得に不満?遠藤航所属シュツットガルト監督「駆け込み補強は…」

原口元気 写真:Getty Images

 ブンデスリーガで多くの日本人選手が活躍する中、日本代表MF原口元気(31)は先月末にウニオン・ベルリンからVfBシュツットガルトへ完全移籍。カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)らとともにブンデスリーガ残留へのキーマンとして期待されている。そんな中VfBシュツットガルトのブルーノ・ラッバディア監督は当初、原口元気の獲得などクラブの補強方針に不満を抱いていたことを明かしている。

 VfBシュツットガルトは財政面の悪化もあり、先月下旬にMFナウイロ・アハマダ(20)を移籍金1200万ユーロ(約16億8000万円)によりクリスタル・パレスへ放出。先月末に原口元気を移籍金60万ユーロ(約8400万円)で獲得したほか、ベンフィカからMFジル・ディアス(26)を移籍金50万ユーロ(約7000万円)により獲得している。

 するとラッバディア監督は今月4日、ベルダー・ブレーメン戦前の『DAZN』のインタビューにて「私は(移籍ウィンドウ最終日までの)最後の2日間の補強を全く好んでいない。(1人が退団して2人が加入したことについて)我々コーチ陣にとって、ちょっと不思議な感じだった」とコメント。

 その上で「原口元気とディアスがやって来てくれたおかげで、(パダーボルン戦では)30分という短い時間で最高の試合ができた。とても良かった」と、先月31日に行われたDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)ベスト16のパダーボルン戦で原口元気とディアスが活躍したことにより、不満が解消されたことを明かしている。

 原口元気はパダーボルン戦で後半キックオフからピッチに立ち、チームの逆転勝利に貢献。4日のリーグ戦では遠藤航、伊藤洋輝とともにフル出場している。

 ただ一方で、VfBシュツットガルトはブレーメン戦で0-2と敗れたことにより、リーグ戦で3勝7分9敗。2部自動降格圏内の17位ヘルタ・ベルリンからわずか2ポイント差の16位に沈んでいる。