【J2リーグ2023】戦力ダウンが心配なクラブ6選（3位～1位）

1位：ロアッソ熊本

• DFイヨハ理ヘンリー（京都サンガFC）※期限付き
• DF菅田真啓（ベガルタ仙台）
• MF河原創（サガン鳥栖）
• MF坂本亘基（横浜FC）
• MF杉山直宏（ガンバ大阪）
• FW髙橋利樹（浦和レッズ）

残念ながら、2023シーズンに向けて最も苦しいオフシーズンを過ごしたのはロアッソ熊本ではないだろうか。昨2022シーズンは、J2復帰初年度ながら4位と躍進。プレーオフを勝ち進み、J1参入をかけた京都サンガとの一戦では最後まで京都を苦しめた。結果昇格は叶わなかったが、次シーズンに向けて大きな期待を寄せたファン、サポーターが多かったことは間違いない。しかし、躍進の反動とでも言うべきか、所属選手の注目度が高まったシーズンだったことから今冬は主力選手の流出が止まらない。

DFラインは昨シーズンほぼ固定で回していた3バックのうち、期限付きであったDFイヨハ理ヘンリーが期限付き期間満了に伴い退団。40試合に出場し、セットプレーでもターゲットとして強さを見せたDF菅田真啓も移籍が決まり再構築が急務となっている。

中盤では、チームの心臓としてプレースキッカー、ゲームメイク、ボール奪取と多くの役割を果たしたMF河原創を失った。さらに攻撃で躍動していた両サイド、MF坂本亘基とMF杉山直宏の2名も移籍を決めている。FWでも14ゴールを挙げチームトップスコアラーとなったFW髙橋利樹が浦和レッズへの個人昇格を選び、攻撃面も1から作り直しを図るシーズンとなるだろう。

攻守両面において昨季上位進出の功労者が軒並み移籍を決め、補強を見ても目玉となる選手はいないことから、戦力ダウンが心配なクラブ1位とした。熊本にとっては厳しいシーズンも予想されるが、新加入選手、そして何よりクラブに残った選手たちの奮起に期待したい。