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長谷部誠に起用法決定権委ねる!フランクフルト監督による特別扱いが話題

長谷部誠 写真:Getty Images

 カタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)の今夏移籍が濃厚とみられる中、アイントラハト・フランクフルトでチームメイトの元日本代表MF長谷部誠(39)は、精神的支柱としてオリバー・グラスナー監督から全幅の信頼を寄せられている。その長谷部誠に対する特別待遇が現地で話題を呼んでいる。

 ドイツ誌『ビルト』は今月、長谷部誠の現状を特集。「長谷部誠はトッテナム・ホットスパー戦で負傷したが、(先月28日の)バイエルン戦でスタメンに復帰した。彼はフランクフルトの守備陣に最適であり、安定感をもたらしていることを改めて証明した」と同選手のパフォーマンスを称えている。

 その上で「グラスナー監督は長谷部誠にシーズン中のプレーをほぼ保証している。したがって、彼はプレーするかしないかを自分で決めることになる」とリポート。一般的に選手の起用法については監督に決定権があるものの、長谷部誠についてはその決定権を選手本人に委ねているという。

 長谷部誠は昨季、副キャプテンとしてUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季はここまでブンデスリーガで5試合の出場にとどまっているが、先月28日のバイエルン・ミュンヘン戦ではおよそ4か月ぶりとなる先発出場でチームに勝ち点1をもたらしていた。

 なお長谷部誠の今後については、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』が昨年12月に「2023年3月に彼とクラブ幹部がお互いの目を見て、もう1年というのが意味を持つかどうかを検討する」と報道。

 ただ『ビルト』はバイエルン戦での活躍をうけて「もしかしたら、長谷部誠の引退はまだ1シーズン先かもしれない。そうなるとブンデスリーガで最年長のプロフェッショナルは、アイントラフトでの歴代最年長出場記録を更新する可能性がある」と、来季現役続行の可能性に触れている。