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浦和より米アトランタ優位も…ギアクマキス去就でセルティック監督注目発言

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 セルティックで日本人選手がプレーする中、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)は今月中の退団が濃厚とみられている。ギアクマキスを巡って明治安田生命J1リーグ・浦和レッズとMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドが争奪戦を展開する中、アンジェ・ポステコグルー監督が同選手の現状について語った。

 ギアクマキスについては、ギリシャメディア『SDNA』が今月27日に「彼は浦和レッズ移籍に向かっている」と報道。しかしアトランタ・ユナイテッドが浦和レッズの条件を上回る移籍金470万ドル(約6億1000万円)を用意。レンタル移籍から完全移籍に切り替えて獲得オファーを提示すると、セルティックもこれを受け入れたと報じられている。

 そんなギアクマキスは29日のリーグ戦でもメンバー外に。ポステコグルー監督は試合後の会見で「ギアクマキスのまわりにはまだ憶測がある。具体的なことは何もないが、彼に対する関心はまだあると言っていい。このようなことについて言えることだが、すべての関係者の間で合意がなければならない」

 「選手は(自らの望む)移籍先のクラブへ行きたいと思う必要があるし、我々としても我々の要求が満たされ、興味を持ったクラブも満足する必要がある。少し時間がかかるが、私自身は(ギアクマキスの去就問題について)リラックスしている」

 「(移籍市場の最終日まで)まだ数日あるが、まわりのすべての憶測を踏まえると、(彼の去就が)不確かであると言うのが妥当だろう」とコメント。依然として移籍先決定に至っていないことを明かすとともに、選手サイドの意向とセルティックの意向が一致していない可能性をほのめかした。

 なおフランスメディア『ガゼッタ・エクスプレス』は28日になって「アンデルレヒトがギアクマキスについてセルティックに問い合わせた。浦和レッズやアトランタ・ユナイテッドとの争奪戦を制する可能性がある」と報道。アンデルレヒトは具体的なオファーこそ提示していないものの、交渉を進めているという。