スコットランド1部リーグでセルティック所属の日本代表MF岩田智輝(25)らが次々と頭角を現す中、ヴィッセル神戸からハーツへ完全移籍したFW小田裕太郎(21)も今月29日のリーグ戦で移籍後初先発。チーム内最低評価ながらも、指揮官は同選手のプレーに満足している。
小田裕太郎は今月10日にハーツへ完全移籍すると、18日のスコットランド1部リーグ第22節・アバディーン戦でデビュー。22日のスコティッシュカップ4回戦では出番がなかったものの、29日の第23節・リヴィングストン戦で初スタメン。ただ決定機でゴールを決め切れず、ハーフタイムで途中交代となっていた。
採点サイト『SofaScore』では、同選手に対して10点満点中「6.1」とチーム内最低評価が与えられている。またネット上では「小田裕太郎はゴールを決めるべきだった」、「小田裕太郎にとって素晴らしい試合ではなかった」といった否定的なコメントが沸き起こっている。
それでもハーツのロビー・ニールソン監督は試合後の会見で「(決定機を逃したことよりも、)大事なのは小田裕太郎がピッチにいることなんだ」
「彼は異なる大陸からやって来ているわけだし、難しい場所にいる。我々も彼をいきなりピッチに放り込んだようなものだが、それでも彼はよくやってくれた。昨年11月以来プレーしていなかったので、前半45分間しかプレーできないと考えていた」と反論。同選手に一定の評価を与えている。
なおハーツはリヴィングストン戦を0-0で終えたものの、チーム全体のシュート本数は8本。枠内シュートも5本とチャンスが少なかった。ただそれでも昨年11月10日のレンジャーズ戦以降、リーグ戦9試合で無敗と好調を維持している。
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