明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパス所属のブラジル人FWマテウス・カストロ(28)は昨年9月、日本代表入りへの思いを語ったことにより注目を集めていた。しかしここにきて中東移籍の噂が浮上。現地メディアの報道に対して、日本のサッカーファンから驚きや戸惑い、反発の声が沸き起こっている。
マテウスは2014年8月にECバイーアから大宮アルディージャへレンタル移籍。一度ECバイーアに復帰したが、2015年7月の大宮アルディージャ再加入以降は7年以上にわたりJリーグの舞台でプレーしている。
また2019シーズン終了後にレンタル先の横浜F・マリノスから名古屋グランパスへ復帰すると、2020シーズン以降は攻撃陣の主力選手として活躍。2022シーズンもJ1リーグほぼ全試合に先発出場して8ゴールと結果を残している。
さらに昨年9月のトヨタ公式YouTubeチャンネル「LAND CRUISER CHANNEL / ランクルちゃんねる」出演時には「日本代表のユニフォームを着てプレーしたい気持ちがある」とコメント。多くのJリーグファンから同選手の夢を後押しするメッセージが寄せられていた。
そんな中、サウジアラビアメディア『KingsAFC』は22日に「サウジアラビア2部アル・アハリがマテウス・カストロにオファーを提示」と報道。これにはネット上で「マテウス引き抜きは勘弁して」、「マテウスと相馬勇紀両方退団はきつい…」といった声が上がっている。
また「サウジアラビア2部はステップダウン」、「中東よりもJリーグの方が良いだろ」とサウジアラビアリーグを格下扱いするコメントもみられるほか、「マテウスは日本代表入り望んでいるから移籍するわけがない」、「帰化する話あったから残留」と中東メディアやSNSユーザ-に批判的な意見も見受けられている。
なお名古屋グランパスは、すでにマテウスと2023シーズンの契約更新を公式発表。同選手は今月20日までの一次キャンプに参加している。
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