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鎌田大地の契約延長断念か!フランクフルト幹部「お金のあるクラブが…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 SCフライブルク所属のMF堂安律(24)をはじめ多くの日本人選手がブンデスリーガで活躍する中、アイントラハト・フランクフルト所属のカタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)は、今季終了後のステップアップ移籍が濃厚とみられている。バルセロナ、ボルシア・ドルトムント、トッテナム・ホットスパー、ベンフィカからの関心が伝えられる中、フランクフルト幹部が鎌田大地との契約延長断念をほのめかしている。

 鎌田大地は昨季、フランクフルト攻撃陣の中心選手としてUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もここまでブンデスリーガ13試合の出場で7ゴール3アシストをマークすると、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でも結果を残している。

 『ビルト』をはじめドイツ国内複数メディアは今月上旬、鎌田大地が「2026年6月までの3年契約、年俸250万ユーロ(約3億5000万円)から300ユーロ(約4億2000万円)+ボーナス」という条件によるフランクフルトの契約延長オファーを拒否したと報道。

 同選手がビッグクラブへ移籍する場合、年俸がフランクフルトの提示額の2倍以上になる見通しであることを伝えた上で、今季終了後に契約満了によるフランクフルト退団が濃厚という見解を示していた。

 するとフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)はドイツ誌『キッカー』のインタビューにて「我々よりももっとお金のあるクラブは存在する。そういうものなんだ」と、鎌田大地の引き留めが困難であることを認めている。

 また同選手の去就決定時期については「我々は、彼が今後数週間の間にどのような決断を下すのか見ることになる」とコメントを残した。

 なおポルトガル紙『O JOGO』は今月15日に「鎌田大地の代理人とベンフィカのルイ・コスタSD(スポーツディレクター)が14日に会談した」と報道。昨年8月につづいて同選手の獲得に動いている現状を伝えている。