Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸、ブラジル代表GKを移籍金ゼロで獲得?ウーゴ・ソウザとの交渉破談

フェリピ・メギオラーロ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は、ブラジル1部CRフラメンゴ所属のブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)獲得に近づいていたものの、ウーゴ・ソウザの家庭の事情により交渉は破談。同選手の代替候補として、現在無所属であるブラジル代表GKフェリピ・メギオラーロ・アウベス(23)の獲得に向かっているようだ。

 身長185cmで右利きのフェリピは、ブラジル1部グレミオの下部組織で頭角を現すと、2018年10月にブラジル代表初招集。2019年にトップチーム昇格を果たしたが、ブラジル1部リーグで2試合の出場にとどまると、2020年にはMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のFCダラスへレンタル移籍していた。

 その後は2021シーズン終了後にグレミオへ復帰したものの、2022シーズンは公式戦出場なし。昨年7月にはポルトガル1部エストリル移籍の可能性も伝えられたが実現せず、昨年12月に契約満了によりグレミオを退団している。

 そんな中、ブラジルメディア『グローボ』のジャーナリストであるエドゥアルド氏は17日に「CRフラメンゴに所属するウーゴ・ソウザ獲得交渉が破談に終わった後、ヴィッセル神戸はフェリピ・メギオラーロを獲得候補に含めている。数日前にコンタクトをとっており、今月末までに交渉進展の可能性がある」と、ヴィッセル神戸がフェリピ獲得にむけて動いている現状をリポートしたのだ。

 ヴィッセル神戸は今月上旬、ウーゴ・ソウザ獲得交渉において「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件でCRフラメンゴと合意。選手サイドとも3年契約締結で合意と伝えられていた。

 しかしウーゴ・ソウザの代理人は14日になって、同選手の母親が健康上の問題を抱えているため国外移籍が極めて困難であると主張。ヴィッセル神戸移籍の可能性が消滅したとみられる一方、ポルトガル1部ベンフィカとの移籍交渉進展が報じられている。

 なおヴィッセル神戸のゴールキーパー陣では、GK飯倉大樹(36)が契約満了により2022シーズン限りで退団。現在はGK前川黛也(28)、GK坪井湧也(23)、GK廣永遼太郎(33)の3人体制である。