Jリーグ 清水エスパルス

「清水との契約期間は…」鈴木唯人にベルギー強豪関心。市場価値1億円弱か

鈴木唯人 写真:Getty Images

 セルティックは浦和レッズ移籍が噂されているギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)の後釜として、清水エスパルス所属のU23日本代表MF鈴木唯人(21)やブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)の獲得に向かう可能性が現地で報じられている。そんな中、鈴木唯人にはベルギー移籍の可能性も浮上。ベルギーメディア『VOETBAL』がその詳細を伝えている。

 鈴木唯人の去就については、英メディア『フットボール・ファンキャスト』が今月16日に「彼は昨年の夏にもセルティック移籍が噂された。セルティックが今後数週間のうちにアプローチする可能性があるが、クラブ・ブルッヘとの争奪戦に直面する」と伝えていた。

 すると『VOETBAL』は「クラブ・ブルッヘは、Jリーガー再獲得を望んでいる」と見出しをうち、「カタールW杯での日本代表の活躍は、日本からやって来た選手たちが長い間感動を与えてきた場であるベルギーリーグのファンたちにとって、驚くようなことではなかった。クラブ・ブルッヘもその波に乗ろうとしている」とリポート。

 昨年7月にアルビレックス新潟からMF本間至恩(22)を獲得したことに触れた上で「クラブ・ブルッヘは中盤で複数ポジションをこなす鈴木唯人に関心を寄せている。J2に降格したばかりの清水エスパルスとの契約は1年以内に切れる。クラブ・ブルッヘはこの契約状況を利用したいと考えている」と綴っている。

 また鈴木唯人の市場価値が70万ユーロ(約9700万円)だと伝えた上で「彼はクラブ・ブルッヘ加入する場合、本間至恩と同じくまずはセカンドチームでプレーすることになる」と主張している。

 鈴木唯人は高卒1年目の2020シーズンからJ1リーグ30試合に出場すると、2年目の2021シーズンには早くもレギュラーに定着。2022シーズンも開幕戦から16試合つづけて先発出場していたが、昨年6月のAFC U23アジアカップの試合で負傷。シーズン後半戦は5試合の途中出場に終わっている。