明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていた日本代表MF岩田智輝(25)は、昨年12月にセルティックへ移籍。かつてアンジェ・ポステコグルー監督の右腕として横浜F・マリノスのコーチを務め、現在モンテディオ山形を率いるピーター・クラモフスキー監督が岩田智輝のメンタリティを絶賛。セルティックにおける同選手の成功を確信している。
岩田智輝は2020シーズン終了後に大分トリニータから横浜F・マリノスへ完全移籍。2021年6月まで現セルティック指揮官であるアンジェ・ポステコグルーの指導を受けると、2022シーズンにはJ1リーグで32試合に出場。横浜F・マリノスのJ1優勝に貢献したほか、Jリーグ最優秀選手賞(MVP)のタイトルを獲得している。
そんな岩田智輝は昨年12月30日、買い取りオプション付き期限付き移籍によりセルティックへ加入。今月15日開催の公式戦でデビューしなかったものの、現地では早くも同選手への期待が高まっている。
クラモフスキー監督は英紙『タイムズ』のインタビューに応じた際、岩田智輝の印象を聞かれると「岩田智輝は素晴らしい選手だ。運動量が豊富で、フィジカルが優れている。機動力もあり、テクニック面でも良い。彼がセルティックでプレーするのを見るのが待ち遠しいよ」と回答。
「彼はセルティックのプレースタイルにフィットするだろう。勝者のメンタリティも兼ね備えているから、セルティックのユニフォームを着ても絶対に場違いにはならないだろうね。すぐにでもセルティックに貢献できると信じているし、同時に自分のさらなるレベルアップに飢えているはずだ」と同選手のメンタリティを高く評価している。
またクラモフスキー監督は「岩田智輝のシーズンオフ期間が短いことは考慮すべき点だ。なのでセルティックでプレーするまで少し時間が必要かもしれない。とはいえ、彼はフィジカルマシーンだ」と、セルティック加入決定から2週間経っても公式戦でプレーしていない理由を考察。
「セルティックサポーターやスコットランドサッカー界は、Jリーグのレベルの高さを理解していると思う。岩田智輝は自身のプレーを通じて、セルティックにとって良い契約であることを証明するだろう」と語った。
クラモフスキー監督は2018シーズンから2年間にわたり横浜F・マリノスのヘッドコーチを担当。岩田智輝の指導に当たったことはないが、JリーグMVP獲得選手の海外挑戦成功を願っている。
コメントランキング