明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島からブラジル1部ボタフォゴFRへ期限付き移籍していたブラジル人FWジュニオール・サントス(27)は、現時点でも去就が不透明だ。ボタフォゴFRとサンフレッチェ広島による交渉は昨年末に破談と伝えられたものの、年明け以降も継続。ボタフォゴFRが完全移籍での獲得オファーを提示したが、サンフレッチェ広島は依然として高額の移籍金支払いを求めているようだ。
ジュニオール・サントスは昨年8月にボタフォゴFRへ期限付き移籍。当初ベンチ要員という立場だったが、リーグ戦ほぼ全試合で先発出場するなど右サイドハーフでレギュラーに定着。ボタフォゴFR幹部は同選手のパフォーマンスを高く評価すると、サンフレッチェ広島に対して期限付き移籍期間延長を打診していた
これに対してサンフレッチェ広島は、同選手との契約期間が2023シーズン終了後までということもあり完全移籍での放出のみに応じるほか、移籍金300万ドル(約4億円)を要求。ブラジルメディア『iG esporte』は昨年12月下旬に「ボタフォゴFRとサンフレッチェ広島は合意に至らなかった。ジュニオール・サントスはJリーグへ戻ることになる」と報じていた。
しかしブラジルメディア『Torcedores』の報道によると、ボタフォゴFRはジュニオール・サントスの残留を諦めていないとのこと。すでに選手サイドと個人合意に達しているほか、今度は移籍金150万ユーロ(約2億1000万円)による完全移籍での獲得オファーを提示。ただサンフレッチェ広島は400万ユーロ(約5億5000万円)を求めているという。
またブラジル1部サンパウロもジュニオール・サントス獲得に興味を示すと、買い取りオプション付きのレンタル移籍によりオファーを提示。完全移籍での放出を強く望んでいるサンフレッチェ広島はこれを却下したという。
なおサンフレッチェ広島は今月13日からトルコ国内でトレーニングキャンプを実施。ジュニオール・サントスはチームに帯同せず、ブラジル国内でトレーニングに励んでいるという。
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