Jリーグ ヴィッセル神戸

セルティック小林友希に英紙「井手口陽介と違い…」神戸への移籍金に言及も

小林友希 写真:Getty Images

 セルティックは昨年11月、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からDF小林友希(22)を完全移籍により獲得したと公式発表。英紙『デイリーレコード』が同選手への期待度や移籍金について報じている。

 小林友希は2019年1月にヴィッセル神戸のトップチームへ昇格すると、FC町田ゼルビアや横浜FCへの期限付き移籍をへて2021年に復帰。2022シーズンはJ1リーグほぼ全試合で出場するなど、主力選手として活躍。昨年11月23日にセルティックへの完全移籍が正式決定している。

 『デイリーレコード』はカタールW杯日本代表FW前田大然(25)や横浜F・マリノスから加入した日本代表MF岩田智輝(25)など、現セルティック所属選手の移籍金を紹介。小林友希について「ヴィッセル神戸から小林友希を獲得するために、セルティックがどれだけの金額を費やしたか、詳細はまだ明らかになっていない」と綴っている。

 そんな小林友希は、昨年12月1日からセルティックのトレーニングに合流。スコットランド1部リーグの選手登録規定により今年1月から公式戦でのプレーが可能となっているが、1月2日と7日のリーグ戦ではいずれもベンチ入りしたものの出番がなかった。

 それでも『デイリーレコード』は「アンジェ・ポステコグルー監督のかつて過ごしたJリーグから(新戦力を)獲得した場合の成功率を踏まえると、小林友希は井手口陽介と違って少なくとも大失敗に終わることはなさそうだ」と分析。今月のセルティック退団が濃厚であるMF井手口陽介(26)と比較した上で、同選手がセルティックで一定の成果を残すとの見方を示した。

 なおポステコグルー監督は7日のキルマーノック戦後、小林友希の今後について「彼は(1月の)ポルトガル合宿から合流し、2、3週間前から我々と一緒に練習している。彼は長い間公式戦でプレーできていなかったので、ちょうどいいタイミングでメンバー入りできたと思う」

 「この先数週間でチャンスを得ることができるだろう。適切なタイミングでデビューさせることが重要だが、トレーニングでは良い動きを見せている」とコメントを残している。