Jリーグ ヴィッセル神戸

「神戸イニエスタはカネのために…」Cロナウド批判にアルナスル元監督反発

アンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドを退団したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)は昨年12月31日、サウジアラビア1部アル・ナスルへ加入。同選手の移籍に対して否定的な見方もある中、アル・ナスルの元監督が明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)とC・ロナウドを比較している。

 C・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドの幹部を批判すると、カタールW杯前に契約解除で合意。無所属の状態でカタールW杯を戦うと、アル・ナスルと年俸1億7700万ポンド(約296億円)という大型契約を結んでいる。

 しかしネット上では「カネ目当てで中東移籍か」、「結局はカネか」という声が上がっているほか、「ロナウドのキャリアは終わった」といった揶揄も数多く見られている。

 するとアル・ナスルのラウール・カネダ元監督は、C・ロナウドに対する批判や揶揄をうけて「なぜ彼は間違っているのか?イニエスタやシャビが(欧州よりも)格下のリーグに行くのを見たことがあるが、誰も彼らのキャリアが後退したとは言っていない。クリスティアーノは、サッカー史上最高の契約を結ぶことになる」

 「『メッシとロナウドの二項対立』を含めて、この種の意見にはさまざまな恐怖的な要素が影響していると思う。イニエスタは寿司を食べるために日本に行ったわけではなく、カネのために行ったのだろうし、シャビはカタールで素晴らしい仕事をした」と発言。

 かつてアル・サッドに新天地を求めたシャビ現バルセロナ監督や、バルセロナを退団してヴィッセル神戸へ加入したイニエスタと比較した上で、ロナウドに対する評価が正当なものではないと主張した。