柏サヴィオが斬る！Jリーグ挑戦失敗例に「日本文化に…」欧州移籍に意欲も

　明治安田生命J1リーグ・柏レイソル所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオ（25）が、ブラジル人選手がJリーグで成功するためのポイントや自身の今後の目標を語った。5日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

　サヴィオは2019年7月、ブラジル1部CRフラメンゴから柏レイソルへ移籍。来日1年目にJ2リーグで7ゴールをあげてJ1昇格に貢献。2020シーズン以降はしばらく出場機会に恵まれなかったものの、2022シーズンはJ1リーグ32試合の先発出場で6ゴール5アシストを挙げていた。

　またヴァスコ・ダ・ガマの専門サイト『News Almirante』は先月末、同選手が柏レイソルと2026年12月までの契約延長で合意したと報道。今冬残留は確実とみられている。

　そんなサヴィオは母国メディアのインタビューに対応。Jリーグの特徴を聞かれると「僕も日本にやって来たばかりの頃は、フィジカル面の準備で少し苦しんだ。日本でのトレーニングは強度が高いからね」

　「（Jリーグは）すべてのクラブがかなり拮抗している。直近数年間は2つのクラブが上位を占めていたが、2022シーズンは我々（柏レイソル）も良い戦いができたよ。たくさんのブラジル人選手がJリーグにやって来るけど、慣れるのはかなり難しいね」と回答。

　「日本の環境や文化に適応しようとする意志が必要だ。もっと考え方をオープンにすれば、自分自身の助けになるんだ」と語った上で「ここ4年間、日本の文化にあまりオープンでなく、（自分よりも）もっと苦しんでいる選手をたくさん見てきたんだ」と、Jリーグでの失敗例に言及している。

　そして今後の目標を聞かれると「今は柏レイソルで本当に幸せだよ。柏レイソルで5シーズン目を迎えるけど、タイトルを取って成功したいと思っている。自分自身が進化するためにも、つねにタイトル獲得を目標にしているんだ」

　「Jリーグ優勝が僕の夢だけど、欧州移籍も否定しないね。自分にとっても柏レイソルにとっても良いことであれば、（欧州移籍を）あきらめないよ。自分自身のポテンシャルは分かっているし、まだ25歳だからね」とコメント。2018年のポルトガル1部エストリル移籍以来となる欧州再挑戦に対する意欲をのぞかせた。