かつて浦和レッズプレーしていたMF原口元気(31)は今季、ブンデスリーガのウニオン・ベルリンで出場機会を減らしている。その原口元気が自身の今後やカタールW杯日本代表メンバー落選について語った。5日、ドイツ・ベルリンの地元紙『ベルリーナー・ツァイトゥング』が同選手のコメントを伝えている。
原口元気は2020/21シーズン終了後にハノーファーを契約満了により退団し、ウニオン・ベルリンに加入。昨季はトップ下を主戦場とする中でブンデスリーガ34試合中23試合に先発出場していた。しかし今季は中盤での相次ぐ新戦力獲得によりポジション争いが激化。ここまでリーグ戦わずか4試合の先発出場にとどまるなど、序列低下が顕著となっている。
また同選手はロシアW杯の舞台でプレーしたほか、カタールW杯アジア最終予選でもコンスタントに招集されていた。しかし昨年9月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で出場時間4分に終わると、カタールW杯本大会出場を逃している。
そんな原口元気はスペイン国内でのトレーニングキャンプに参加する中、『ベルリーナー・ツァイトゥング』のインタビューに対応。カタールW杯の日本代表メンバー落選について「とてもがっかりしました」と胸の内を明かしている。
またウニオン・ベルリンとの契約期間は今年6月までとのこと。原口元気は今季ここまで厳しい立場に置かれていることを認めた上で「つねに自分を信じて、またここでチャンスがあれば自分のパフォーマンスを見せたいですね」と、シーズン後半戦への意気込みを語っている。
ただ来季もウニオン・ベルリンでプレーする可能性については「もっと長く(ウニオン・ベルリンに)いるイメージはありますが、(今季終了後の去就について)決められないですね」とコメント。契約満了により退団の可能性があることを認めたのだ。
原口元気には、以前からSNS上で浦和レッズ復帰を望む声が沸き起こっている。ウニオン・ベルリンがブンデスリーガで5位と上位争いを繰り広げる中、同選手は自身の将来について熟考を重ねているかもしれない。
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