明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズ所属のブラジル人MFディエゴ・ピトゥカ(30)は、ブラジル1部サントス復帰の可能性が取りざたされていたが、鹿島アントラーズ残留を明言。来季にむけての目標を語った。21日、ブラジルメディア『Futebol Interior』が伝えている。
ピトゥカは今年7月にサントス復帰が噂されたものの、同選手の代理人と鹿島アントラーズ幹部による会談をへて残留。米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版は、サントスがレンタルでのピトゥカ再獲得を狙ったのに対して、鹿島アントラーズは契約解除金満額である400万ドル(約5億3000万円)の支払いを要求と報じていた。
またブラジルメディア『UOL』が今月6日に伝えたところによると、サントスは再びピトゥカ獲得のオファーを提示。鹿島アントラーズはサントスとの交渉に応じる姿勢を見せなかったという。
そんな中『Futebol Interior』は「ピトゥカが専属トレーナーとともに、来季にむけて準備している」と見出しをうち、母国でトレーニングに励む同選手の姿を掲載。これによると、本人は「来季の目標は、チームでタイトルを獲得して、鹿島アントラーズサポーターに歓喜をもたらすことだね。そのために努力しているんだよ」とコメント。
古巣サントスで指導を受けたアレクシ・スティバウ元監督について聞かれると「彼の厳しい指導のおかげで、僕はとても成長したんだ」と、恩師に対して感謝の思いを述べている。
またピトゥカは今季終了後から専属トレーナーを雇ったとのこと。トレーナーは同選手について「ピトゥカは来季に向けて非常に集中しており、中長期の目標を達成するための準備をしているんだ。目標を達成するかどうかは我々次第だね」と語っている。
なおピトゥカは昨年1月にサントスから鹿島アントラーズへ完全移籍。今季はJ1リーグで24試合に出場した一方、4月2日の清水エスパルス戦で途中交代直後にペットボトルをスタンドにむかって蹴り飛ばして退場。Jリーグや鹿島アントラーズから公式戦6試合の出場停止処分が科されていた。
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