かつてFC東京や松本山雅でプレーしていたブラジル人FWジャエル(33)は、今年9月末にブラジル1部セアラーSCを退団。3カ月近くにわたり無所属状態である中、ここにきてFC東京復帰の可能性が浮上している。18日、ブラジルメディア『Correio do povo』が報じた。
同選手は2019年、当時ブラジル1部グレミオからFC東京へ完全移籍。Jリーグ挑戦1年目は負傷離脱もあり、J1リーグ15試合の出場にとどまっていた。また2020年には松本山雅へ1年レンタルにより加入したが、J2リーグで14試合の出場に終わるとシーズン終了後に退団。FC東京との契約は2022年1月まで残していたが、双方合意のもと契約解除している。
そんなジャエルは昨年3月にセアラーSCへ加入したが、昨年12月上旬のリーグ戦でアキレス腱を断裂。今季は公式戦での出場がなく、9月29日にセアラーSCと契約解除で合意に達していた。
そんな中『Correio do povo』はジャエルの古巣であるグレミオの補強についてリポート。これによると、グレミオは現在無所属の元ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリ(37)獲得にむけて選手サイドとの交渉を進めているという。
また『Correio do povo』は「グレミオが本当にタルデッリとの契約に踏み切るのであれば、ジャエルをFC東京に放出するはずだ。FC東京のオファーはグレミオを喜ばせるものではなかったが、クラブ間交渉は今月20日にも行われる」と報道。グレミオが同選手の保有権を有しているか不明ではあるが、FC東京のジャエル再獲得にむけた動きを伝えたのだ。
ただ一方でジャエル本人は昨年3月、ブラジルメディア『O POVO』のインタビューに応じた際「日本では多くの問題を抱えたよ。僕は1年目に怪我をしてしまったけど、彼らの僕に対する扱いは間違ったものだったね」
「決して日本サッカーや監督を非難するつもりはないよ。(クラブにフィットしなかったのは)僕にも責任があるからね。日本での2年間で多くのことを学んだよ」とコメント。負傷時の対応等でFC東京に対する不満をのぞかせていただ。それだけに選手サイドがFC東京への再加入を受け入れるかどうか注目が集まる。
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