明治安田生命J1リーグ・柏レイソルからブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセへレンタル移籍のブラジル人DFエメルソン・サントス(27)は、今季限りでのレンタル打ち切りによる退団の可能性が取りざたされていたが、アトレチコ・ゴイアニエンセ残留が確実となったようだ。12日、ブラジル紙『O Popular』が報じている。
同選手は昨年3月、ブラジル1部パルメイラスから柏レイソルへ完全移籍。来日1年目の昨季にJ1リーグで8試合の出場にとどまると、今季は公式戦ほぼ全試合でメンバー外。ネルシーニョ監督の構想から外れる中、今年7月末にアトレチコ・ゴイアニエンセへレンタル移籍していた。
しかしアトレチコ・ゴイアニエンセ加入から数日後のトレーニングで左足アキレス腱を断裂。手術を受けるなど、2022シーズン後半戦を棒に振っていた。
そんなエメルソン・サントスの去就についてブラジルメディア『Futebol Interior』は先月16日、来年12月まで残っていたレンタル契約の早期終了が濃厚であると報道。負傷箇所が完治した後に正式に退団するとみられていた。
しかし『O Popular』の報道によると、アトレチコ・ゴイアニエンセは来季もエメルソン・サントスをチームに留めることで柏レイソルと合意に至ったとのこと。同選手は来月1月13日に開幕するゴイアス州選手権での復帰を視野に入れているほか、アトレチコ・ゴイアニエンセ残留のために減俸を受け入れたという。
なお柏レイソルはエメルソン・サントスの獲得の際、パルメイラスに移籍金900万レアル(当時約1億7000万円)を支払って同選手の保有権の70%を取得したとブラジル国内で報じられている。
コメントランキング