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井手口陽介巡りG大阪と名古屋が争奪戦か!セルティック退団確実と英紙報道

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティック所属の元日本代表MF井手口陽介(26)はアンジェ・ポステコグルー監督の構想から外れたことにより、来年1月のJリーグ復帰が濃厚となっている模様。明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪復帰の可能性がある一方で、恩師・長谷川健太監督率いる名古屋グランパスからも関心を寄せられているようだ。8日、英紙『サン』が報じている。

 井手口陽介は昨年12月31日にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍したものの、1月のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。昨季の公式戦で3試合の出場に終わると、今季開幕前に再び負傷離脱。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで登録メンバーから外れたほか、今季はいまだに一度も公式戦でプレーしていない。

 また先月中旬には、MF旗手怜央(24)やFW古橋亨梧(27)らとともにオーストラリアツアーに帯同すると、17日のシドニーFC戦で先発出場。今季初めてピッチに立ったが、ハーフタイムで交代となるなどアピールに失敗。現地の複数メディアやセルティックの専門サイトでは、同選手の今冬退団が予想されている。

 すると『サン』は今月8日に「サヨナラ。セルティックは来年1月に井手口陽介を放出し、新戦力獲得のためのスペースを確保する用意がある。井手口陽介には日本からオファーが届いている」と見出しをうち、井手口陽介のJリーグ復帰が既定路線であると報道。

 同選手の獲得に興味を示しているクラブとして「複数のJリーグクラブが彼の動向を注視している。ガンバ大阪は井手口陽介にとって3度目となる移籍に前向きであるようだが、名古屋グランパスも興味を示す可能性がある」と説明している。

 またセルティックは井手口陽介の後釜候補として、ハンガリー1部フェレンツヴァーロシュTC所属のカタールW杯チュニジア代表MFアイサ・ライドゥニ(25)をリストアップ。ライドゥニについては、ボルフスブルクやプレミアリーグの複数クラブも関心を寄せているという。

 セルティックでも度重なる負傷離脱により、成功を収められなかった井手口陽介。古巣復帰の他にも、2014年に自身をガンバ大阪のトップチームへ昇格させた長谷川健太監督のもとで再起を図るという選択肢もあるようだ。