かつて明治安田生命J2リーグ・栃木SCでプレーしていたブラジル人MFユウリ・リマ・ララ(28)は、今年1月から半年間にわたりゼ・リカルド現清水エスパルス監督の指導を受けていた。そのユウリがブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマからアルビレックス新潟、もしくは横浜FCへ移籍するようだ。7日、ヴァスコ・ダ・ガマの情報を専門に扱うYouTubeチャンネル『Atencao Vascainos!』が報じている。
同選手は2019年8月、当時ブラジル1部のECバイーアから栃木SCへレンタル移籍。J2リーグでは10試合に出場して1ゴールをマークしていたが、2019シーズン終了後にECバイーアへ復帰。オエステFCやセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)などブラジル国内の複数クラブを渡り歩くと、今年1月にJリーグクラブからのオファーが伝えられる中、ヴァスコ・ダ・ガマと1年契約を結んでいた。
そのヴァスコ・ダ・ガマでは、ゼ・リカルド監督のもと中盤の守備的MFとして活躍。今年6月のゼ・リカルド監督退団以降もレギュラーを張り続けると、ブラジル2部リーグ戦38試合中33試合の先発出場でシーズンを終えていた。
『Atencao Vascainos!』の報道によると、ユウリはJリーグクラブから好条件のオファーが届いたことをうけてヴァスコ・ダ・ガマ幹部に退団の意思を伝えたとのこと。7日時点でヴァスコ・ダ・ガマ退団が確実ではないものの、J1昇格組であるアルビレックス新潟、または横浜FCへ移籍する可能性があるという。
ユウリはCSA在籍時の昨季、ブラジル国内のデータサイト『SofaScore Brazil』が公開した採点平均において、ブラジル2部でプレーする守備的MFで1位の成績を残している。直近2シーズンにわたりトップレベルのパフォーマンスを維持しているだけに、選手サイドとしてはJリーグ再挑戦を強く望んでいるものとみられる。
コメントランキング