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【カタールW杯】グループステージで評価が爆上がりした選手たち

オランダ代表 FWコーディ・ガクポ 写真:Getty Images

コーディ・ガクポ(オランダ代表)

オランダ代表(グループA)のFWコーディ・ガクポ(23歳)。所属するPSVアイントホーフェンの左ウイングとして、FCフォレンダム相手にハットトリックを決めて世界を驚かせ、コンスタントにアシストを量産してヨーロッパリーグでも十分実力を証明してきたが、もちろん国際舞台でも通用することがはっきりと判明した。

2022/23シーズンPSVで既に公式戦13ゴール17アシストを記録しているガクポは、今W杯グループステージで出場した3試合すべてでゴールを決めて決定力の強さを世界に知らしめた。またオランダ代表として2トップやトップ下でも持ち前を発揮して、前線どこででもプレーできることを印象つけ攻撃オプションも多彩である。すでにプレミアリーグのクラブからは熱烈なオファーが準備されている噂も流れており、この冬の移籍市場において注目銘柄になることが確実とされている。


日本代表 MF三笘薫 写真:Getty Images

三笘薫(日本代表)

Jリーグでは向かうところ敵なし。現在イングランドのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンでプレーするMF三笘薫も、日本代表(グループE)としてこのグループステージで大きな活躍を見せた選手の1人である。

日本が劇的な逆転勝利を収めたドイツ戦(11月23日)スペイン戦(12月2日)では、三笘が交代出場した後に逆転に成功(共に2-1で勝利)。いずれもゴールの起点になるプレーには三笘が存在しており、今カタール大会日本代表の不気味さをは彼が体現していると言えよう。得意としているドリブルは速さで抜き切るだけでなく、微妙にテンポをズラして守備陣を切り裂くことも可能にし、対面に立たされるサイドバックたちからは厄介者として扱われている。

ただ、最も評価しなければならないのは守備における三笘の集中力だ。ドリブラーとしての魅力は前線で相手を翻弄することにあり自然と守備を蔑ろにするケースが多いが、三笘は組織として守らなければならない時間も我慢強く守備に徹し攻撃の芽を潰す役割として機能している。目に見えないところでの頑張りが、日本代表のグループステージ突破につながったと言えるだろう。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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