日本代表は2日のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)スペイン戦で2-1と勝利。ドイツ代表につづくW杯優勝候補撃破でグループリーグを突破し、5日の決勝トーナメント1回戦でMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)擁するクロアチア代表と対戦することが決まった。そんな中、サンフレッチェ広島在籍時に森保一監督の指導を受けていたミハエル・ミキッチ氏が日本代表の躍進を喜んだほか、母国メディアの一部質問に対して不満を漏らしている。
日本代表は先月23日のドイツ戦で2-1と勝利。27日のコスタリカ戦で0-1と敗れたものの、スペイン戦ではMF堂安律(SCフライブルク)とMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールもあり勝利を収めた。
一方、ロシアW杯準優勝のクロアチア代表は初戦でモロッコ代表相手に引き分け。2戦目でカナダ代表を4-1で下したが、2日開催の最終戦・ベルギー戦は0-0で終了。1勝2分・勝ち点5とグループF・2位で決勝トーナメントへ進出している。
日本代表とクロアチア代表の直接対決を前に、クロアチア人でサンフレッチェ広島や湘南ベルマーレでプレーしていたミキッチ氏がクロアチアメディア『tportal』のインタビューに対応。
日本代表のグループリーグ突破について「何と言ったらいいのかな。カタールW杯出場国でクロアチア代表についで2番目に応援しているチームだし、奇跡の中の奇跡だね。ドイツ、スペイン、コスタリカのいるグループで日本代表が首位通過したんだ。私にとってこれほどの奇跡はない」と喜びを爆発。
その一方で「私がどんなに日本に感謝や尊敬の気持ちを抱いていても、クロアチア代表にとってはスペイン代表と対戦する方がより一層難しい試合になると思う」と、クロアチア代表目線での見解も示している。
そして「スペイン代表がクロアチア代表との対戦を避けたかったから、日本代表がスペイン戦で勝ったのでは?」という質問に対して「そんなことどうでもいい。これだけ高いレベルの戦いでそんなことできるわけがない」と回答。
「コスタリカもドイツ戦で一時リードしていたわけだし、スペイン代表にもグループリーグ敗退の可能性があった。日本代表がサプライズを起こした。ただそれだけなんだ」と語るなど、やや不満を覗かせている。
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