かつてアビスパ福岡のJ1昇格に貢献したスペイン人GKジョン・アンデル・セランテス(33)が、11月30日をもってスペイン3部UDログローニョを退団した。
セランテスはレガネスやCDルーゴなどスペイン国内の複数クラブをへて、2019年1月にアビスパ福岡へ加入。来日1年目から正守護神を務めるとJ2リーグで41試合に出場。2020シーズンは長期離脱もあり26試合の出場にとどまったが、副主将としてチームをけん引。クラブのJ1昇格に大きく貢献していたが、契約満了により退団となった。
アビスパ福岡退団後はスペイン2部テネリフェで半年間プレーし、昨年8月からUDログローニョに在籍。2021/22シーズンは長期離脱を強いられる中でも、リーグ戦38試合中25試合に先発出場。今季も開幕から5試合つづけてゴールマウスを守っていたが、右大腿筋の負傷により10月以降は全試合でベンチ外となっていた。
そんな中UDログローニョは、「セランテスと2023年6月30日までの契約を解消することで合意に達した」と公式発表。「UDログローニョは彼の仕事ぶりとプロ意識に感謝するとともに、今後の活躍を願っている」と同選手にメッセージを送っている。
なおセランテスはアビスパ福岡退団時、自身のツイッターアカウントを通じて「私は日本が大好きです。まだ日本でプレーしたいです。どうか私の新しいクラブを探すのを手伝って下さい」とJリーグクラブでのプレー続行の意思を表明したことにより注目を集めていた。
また今年10月に弊社実施の独占インタビューでも「今でも日本でプレーしたいと思っている」とコメント。「ヨーロッパはサポーターがハングリーで、負けたらすぐに怒る。でも日本の場合はかりに負けたとしても、サポーターがとてもリスペクトしてくれる。チームの状況が難しい時でも、サポーターがそばにいてくれるということに感動していたんだ」と、Jリーグファンやアビスパ福岡サポーターの反応を理由に挙げていた。
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