明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は今年7月にブラジル1部サントス所属のブラジル人FWルーカス・ブラガ(25)への関心が伝えられていたが、ここにきて獲得にむけてクラブ間交渉を進めているようだ。29日、サントスの専門サイト『Diario do Peixe』が報じている。
身長184cmで左サイドを主戦場とするルーカスは、これまでヴィラ・ノヴァFCやクイアバ、SCインテルナシオナウなどブラジル国内の複数クラブに在籍。サントスでは左サイドハーフの主力選手として活躍しており、今季はリーグ戦38試合中22試合の先発出場で5ゴール1アシスト。ただ今月はじめに負傷すると、2試合を欠場してシーズンを終えていた。
そんなルーカスは昨年5月、サントスと2026年までの複数年契約を新たに結んでいる。一方でブラジルメディア『UOL』は今年7月、V・ファーレン長崎がサントスに対してルーカス獲得を打診したと報道。ただサントスが移籍金として600万ドル(約8億7200万円)を要求したこともあり、クラブ間交渉に進展はなかった。
それでもV・ファーレン長崎は、サントスに対して再びルーカス獲得の条件を問い合わせたとのこと。サントス幹部は移籍金500万ドル(約6億9000万円)~600万ドル(約8億3000万円)により、同選手の保有権の80%を売却することを提案。現在はV・ファーレン長崎からの返答待ちだという。
またサントスはすでにエジプト1部アル・アハリやブラジル1部SCインテルナシオナルからのオファーを拒否したとのこと。サントスのオダイール・ヘルマン新監督は同選手を来季の構想に含めているため、放出に否定的な考えを持っているという。
なおV・ファーレン長崎のファビオ・カリーレ監督は、昨年9月から今年2月までサントスを指揮。ルーカスの指導に当たっていただけに、同選手獲得への動きには指揮官の意向が反映されている可能性がある。
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