
武富孝介(京都サンガ)
2022シーズン、プレーオフまでもつれ込んだ苦しい残留争いの末、なんとかJ1残留を果たした京都サンガ。そんな京都に今季3ゴール4アシストの活躍で貢献したMF武富孝介も、11月18日にクラブ公式より契約満了で退団することが発表された。
豊富な運動量を武器に惜しみなく走り続ける武富。その姿は、湘南ベルマーレ時代(2013-2014、2019)の恩師であり、時を同じくして2021シーズンから京都を指揮する曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のサッカーを体現する存在と言っても過言ではないだろう。
J1、J2で計5つのクラブ(柏レイソル、ロアッソ熊本、湘南、浦和レッズ、京都)を渡り歩いた32歳の武富が、次2023シーズンはどのクラブを選択しどんな活躍を見せるのか。まだまだ期待の持てるベテランの動向に注目だ。

宮原和也(名古屋グランパス)
2017年に当時J2の名古屋グランパスに加入以降、主力選手として多くの試合に出場し活躍してきたDF宮原和也。怪我の影響もあった2020年を除き、2021年までは出場時間も長かったが、2022シーズンは長谷川健太監督新体制によるシステム変更の影響もあってか出場時間が激減。リーグ戦は21試合に出場しているものの、先発はわずかに7試合に。11月18日に、クラブより契約満了が発表された。
26歳とまだまだこれからの選手である宮原。移籍先は複数出てきても不思議はないだろう。中盤の底やサイドバックとしてもプレー可能なことから、即戦力として取りにくるクラブがいくつあるのか注目だ。

高橋諒(湘南ベルマーレ)
昨2021シーズンは30試合に出場し、サイドの突破力や献身的な上下動で攻守に渡って湘南ベルマーレを支えたMF高橋諒。2022シーズン、湘南は2018年にJ1に復帰して以降最高となる12位でのフィニッシュとなったが、高橋に夏以降出番が来ることはなかった。
シーズン序盤は怪我にも苦しみ、結果年間通しての出場は13試合のみと前年の半数以下となった高橋。11月8日にクラブ公式より契約満了が報じられた。
29歳という年齢と能力を考慮してもまだまだ引退を考えるには早すぎる高橋。もう一花咲かせるべく、オフの時期にどのような決断に至るのか。動向から目が離せない選手の1人だ。
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