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元G大阪・井手口陽介にラストチャンスが!今冬セルティック退団説も…

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティック所属の元日本代表MF井手口陽介(26)は、今季ここまで公式戦での出場がない。現地では今冬退団の可能性が取りざたされる中、17日開催の親善試合・シドニーFC戦でFW古橋亨梧(27)とともにスタメン入りしている。

 井手口陽介は昨年末にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍したものの、1月のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。2カ月間にわたり戦列を離れると、復帰後も出場機会に恵まれなかった。そして今季開幕前にも再び負傷すると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで登録メンバー外に。先月中旬に公式戦3試合でベンチ入りしたが、今月に入って再び全試合でベンチ外となっている。

 セルティックはカタールW杯開催による中断期間を利用して、今週なかばからアンジェ・ポステコグルー監督の「ホームカミング・ツアー」を実施。カタールW杯日本代表メンバーから落選したMF旗手怜央(24)や古橋亨梧、それに井手口陽介らがオーストラリア入りしていた。

 そんな中、オーストラリア初戦のシドニーFC戦でポステコグルー監督は井手口陽介をスタメンに抜てき。古橋亨梧も先発メンバーに名を連ねているほか、旗手怜央はベンチスタートとなっている。

 井手口陽介の将来については、英メディア『フットボール・ファンキャスト』が先月末に「10月18日のカップ戦・マザーウェル戦でプレーしなかったことは、彼の序列がいかに低いのかを反映している。セルティックが来年1月に中盤を補強する場合、不良債権である井手口陽介を放出するのに理想的なタイミングになるだろう」と見解を示すなど、現地でポステコグルー監督の構想外との見方が広まっている。

 今季ここまで出番がまったくないだけに、シドニーFC戦でのパフォーマンスが井手口陽介の去就を左右するかもしれない。