柏レイソルは5日の明治安田生命J1リーグ最終節で湘南ベルマーレと対戦する。この一戦を前に、柏レイソルのネルシーニョ監督が今季の戦いぶりを振り返るとともに、シーズン開幕前の下馬評にも言及した。4日、ブラジルメディア『Futebol Interior』が報じている。
柏レイソルは昨季終了後にブラジル人FWクリスティアーノをはじめ複数の主力選手を放出。周囲から今季のJ1残留争い必至とみられていたが、U21日本代表FW細谷真大ら若手選手の台頭もあり序盤から上位争いを展開。6月末の時点で首位の横浜F・マリノスから4ポイント差の4位につけていたが、8月以降は失速。来季AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性がない中、湘南ベルマーレとの一戦に臨む。
そんな中、ネルシーニョ監督は母国メディアのインタビューに対応。柏レイソルの今季の戦いぶりに対する感想を問われると「今季開幕前、メディアは柏レイソルをJ2降格候補に挙げ、我々のチームのクオリティが低いと指摘した。だが我々は多くの対戦相手を驚かせ、勝利することができた」
「シーズン序盤はうまく戦えていたし、上位争いに加われた。だが終盤になると怪我などで選手を欠き、困難な状況に陥った。重要な選手を失い、勝ち点をつかめなかった」と振り返っている。
また若手選手中心で構成されている現有戦力については「(昨季終了後に)我々は大幅な選手の入れ替えを行った。Jリーグで最も若いチームとなったわけだし、高卒や大卒の選手を活かした。今のチームには、数年後に実を結ぶような選手たちが集まっている」とコメントを残した。
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