
FIFAワールドカップ・ブラジル大会出場の過去を持つチリ代表FWエドゥアルド・バルガス(32)には、Jリーグクラブをはじめアジアや中東地域から関心を寄せられているようだ。26日、ブラジルメディア『Torcedoes』が報じている。
バルガスはチリ代表戦で通算104試合に出場。2014年のブラジルW杯や昨年のコパ・アメリカの舞台に立ったほか、カタールW杯南米予選でも6試合でプレー。ただ今年6月と9月の国際親善試合では招集されておらず、カタールW杯の代表メンバー入りは微妙とみられている。
また同選手はナポリやバレンシア、ホッフェンハイムなどに在籍。2020年11月にメキシコ1部UANLティグレスからブラジル1部アトレチコ・ミネイロへ完全移籍している。ただ昨季はブラジル1部リーグで8試合の先発出場に終わったほか、今季もここまでスタメン出場はわずか9試合。ブラジル代表FWフッキ(36)がレギュラーを張る中、厳しい立場に置かれている。
『Torcedoes』の報道によると、バルガスとアトレチコ・ミネイロの契約期間は2024年12月であり、チーム内でも屈指の高給取りであるとのこと。クラブ幹部は同選手のパフォーマンスが年俸に見合っていないと判断。選手サイドに構想外であることを通達しているほか、選手本人は個別トレーニングを余儀なくされている。
また選手サイドにはここ数日間で日本や中国、サウジアラビア、カタール、UAE国内クラブの幹部から連絡があったとのこと。選手本人はアトレチコ・ミネイロ退団を望む一方で、アジア移籍に難色を示しているという。
さらにアトレチコ・ミネイロには、サウジアラビア1部アル・ナスルから2022/23シーズン終了後までのレンタル移籍という条件でオファーが届いたとのこと。両クラブ幹部は複数回にわたり会談を行ったが、結論は来年1月以降へ先送りになったという。
ワールドカップをはじめ大舞台での実績が豊富なバルガス。アトレチコ・ミネイロで出場機会が限られる中、どのJリーグクラブが関心を寄せているのか興味が尽きない。
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