
2019、2020シーズンの2年間、アビスパ福岡でプレーし、幾多のビッグセーブと人情味あふれるキャラクターでサポーターに愛されたスペイン人GKジョン・アンデル・セランテスが、フットボール・トライブの独占インタビューに応じてくれた。
セランテスが、当時J2リーグに所属するアビスパ福岡への入団を決めたのは、2018年の年末のこと。それまで所属していたCDレガネス(2014-2018)ではスペイン1部での出場経験があり、セランテスの加入には驚きの声もあった。2020年福岡はJ1昇格を決め、本人は残留を強く希望するも契約満了により退団。現在はスペイン3部(UDログロニェス)でプレーする。
このインタビュー前編では、日本でプレーした2年間での印象的なシーンや、日本人選手とのエピソード、福岡退団時の真相や、サポーターに対する現在の想いなど、セランテスが明かしてくれた盛りだくさんの話の一部をご紹介しよう。

伝説のシュートストップシーンは
ーまず日本で、アビスパ福岡でプレーすることはどのように決めたのでしょうか。
セランテス:とても素早い判断だったよ。日本とスペインは移籍期間が違っていて、オファーが届いて1週間ぐらい猶予があったんだけど、すぐに決めることができた。日本が好きで、昔からキャプテン翼が好きだったから、日本でプレーしてみたかったんだ。だから、他のオファーを待つどころじゃなかった。
ー福岡の2年間で、印象に残っているシーンを教えてください。
セランテス:自分のなかでより印象的なのは、1年目(2019年)だ。ファビオ・ペッキア監督と過ごしたときの新潟でのファインセーブ(第5節・1-0でシーズン初勝利)をはじめ、1年中にわたってたくさんのファインセーブを披露できた。またシーズンが終わったあと、アビスパのサポーターがこのシーズンにおいてのベストプレーヤーとして、僕を選んでくれたんだ。それがとても嬉しくてね。2年目は新しい選手やスタッフがたくさんいて、そのなかには経験のある選手が多かった。1年目とは全然違う年になったけれど、どちらもとても印象的な年だったよ。
ー2019年のなかでは第30節、愛媛FC戦でのシュートストップが伝説です。覚えていますか?
セランテス:もちろん覚えている。日本にいたときの僕の最大のセーブだと思っているよ。(残留争い真っ只中で)勝たなきゃいけない試合だったし、その場面では0-0だった(最終的には3-0の勝利)。このときのとても素晴らしい感覚は、今でも残っている。最近Twitterでそのときの画像を見つけたから、iPhoneのなかに保存しているよ。ゴール裏で観ていたサポーターたちも、物凄く大きな声を出したり大きなリアクションで応援してくれていた。とても元気をもらったよ。そのセーブのあと、スタジアムのビジョンでリプレイが流れた。そのときにサポーターがすごく驚いた顔をしていて、なんてすごいことをしたんだと、鳥肌が立ったことを覚えているよ。
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