シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(34)はFIFAワールドカップ・カタール大会を1カ月後に控える中、低調なパフォーマンスを露呈。副キャプテンやレギュラーはく奪の可能性が伝えられる中、シャルケがセンターバックの緊急補強に動くようだ。15日、ドイツメディア『DER WESTEN』が報じている。
吉田麻也は今季ここまで公式戦ほぼ全試合でフル出場。ただドイツメディアからは「ブンデスリーガで通用するスピードに欠けている」と再三指摘を受けているほか、今月8日のブンデスリーガ第9節・バイエル・レバークーゼン戦では、爆発的なスピードを兼ね備えるフランス代表FWムサ・ディアビ(23)やオランダ代表MFジェレミー・フリンポン(21)とのマッチアップで苦戦。今季初めて後半途中で交代すると、チームも0-4で敗れていた。
またドイツ誌『ビルト』の報道によると、シャルケのフランク・クラマー監督はレバークーゼン戦翌日に一部選手との緊急ミーティングを実施。吉田麻也について「副キャプテンの交代が議題に挙がった」とし、ベンチ要員降格の可能性とあわせて伝えていた。
ただ一方で、シャルケはDFセップ・ファン・デン・ベルフ(20)やDFマルチン・カミンスキ(30)など守備陣で負傷者が続出。14日の第10節・ホッフェンハイム戦でも吉田麻也が先発出場するなど、同選手に頼らざるを得ない状況となっている。
そんな中『DER WESTEN』の報道によると、昨季までASサンテティエンヌでプレーしていたDFティモテー・コロジエチャク(31)が先週からテスト生としてシャルケの練習に参加しているとのこと。
ルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)はコロジエチャクと正式契約を交わす可能性について「まだ決まっていない」と語った一方で「彼が非常に真面目でポジティブな性格の持ち主であることはすぐに分かった。彼はマルチリンガルで、良い左足を持っている」と好意的なコメントを残したという。
シャルケはホッフェンハイム戦で0-3と敗れたことにより、2部自動降格圏内の17位に転落。リーグ戦4連敗となっているほか、チーム全体の失点が「24」とリーグ2番目の多さとなっている。
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