シュツットガルト伊藤洋輝のW杯不安視も…ウニオン戦後負傷状況を独紙報道

　VfBシュツットガルト所属の日本代表DF伊藤洋輝（23）は、今月9日のブンデスリーガ第9節・ウニオン・ベルリン戦で負傷退場。FIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバー入りへの影響が心配される中、ドイツ・シュツットガルトの地元紙『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』が同選手の負傷状況について報じた。

　伊藤洋輝は昨年6月にジュビロ磐田からVfBシュツットガルトへ移籍。海外挑戦1年目から3バックの一角でレギュラーをつかむと、今季もここまで公式戦全試合で先発出場していた。また今年6月2日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で日本代表デビュー。森保一監督へのアピールに成功すると、キリンチャレンジカップ2試合でもプレー。好パフォーマンスを発揮し、カタールW杯メンバー入りへ近づいている。

　ただ同選手は今月1日のブンデスリーガ第8節・ボルフスブルク戦後、コンディション不良により全体トレーニングを欠席。個別トレーニングでの調整を続ける中でもウニオン・ベルリン戦で先発出場したが、右ふくらはぎを負傷して後半途中で交代。試合後にはカタールW杯欠場の可能性を心配する声が上がっていた。

　しかし『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』の報道によると、伊藤洋輝は12日にチームメイトと一緒にトレーニングに励んでいたとのこと。軽傷であるとした上で、今月15日の第10節・VfLボーフム戦で出場可能という見方を示している。

　なおVfBシュツットガルトはウニオン・ベルリン戦で0-1と敗北。3分6敗で18クラブ中17位に低迷している現状をうけて、クラブ幹部はペルグリノ・マタラッツォ監督の解任を公式発表している。

　またドイツ誌『キッカー』の報道によると、同監督の後任候補にはホッフェンハイム元指揮官のセバスティアン・ヘーネス氏やフランクフルト元指揮官のアドルフ・ヒュッター氏の名前が挙がっている模様。伊藤洋輝がセンターバックの一角から左ウイングバックにポジションを変える可能性も報じられている。