2022明治安田生命J1リーグは第32節までが終了し、いよいよ残り2節となった。残留争いは例年と比べても、熾烈を極めている。自動降格18位と17位、降格プレーオフ16位を巡っては、6チームが負けられない試合を続けている。
13位湘南ベルマーレ(勝ち点35)、14位京都サンガ(34)、15位アビスパ福岡(34)、16位ガンバ大阪(33)、17位清水エスパルス(32)、18位ジュビロ磐田(25)。湘南から清水までの勝ち点差はわずかに3。残り2~4試合のチームが混在し、18位磐田は勝ち点は離れているが唯一4試合を残す。
果たしてどのチームが、J1残留争いを切り抜けられる可能性が高いのだろうか。第32節終了時点、13位湘南から18位磐田まで6チームの4つの要素を比較した。
チーム得点王の得点数
残留をかけた大一番で、勝負を決められる選手がいるか否かは非常に重要な要素だ。まずはチーム得点王の得点数を比較する。
得点数が多い順にまとめると、清水のチアゴ・サンタナが12得点。湘南の町野修斗が10得点、京都のピーター・ウタカと福岡の山岸祐也が9得点、磐田のファビアン・ゴンザレスが7得点、G大阪のパトリックが6得点。
この点では、J1全体でも得点ランキングトップのチアゴを有する清水、得点ランキング4位タイの町野を有する湘南が有利だ。磐田、G大阪はやや決め手に欠けるといえるだろう。
1試合あたりの平均失点数
サッカーは野球、バスケットボールなど他のスポーツに比べ、得点が入りにくい。1点が勝敗を分けることは多く、勝ち点3ないし1を得るために失点をいかに抑えるかは非常に重要だ。
1試合平均の失点数が少ない順に紹介する。福岡は32試合で36失点、1試合平均失点は1.13。京都は31試合で35失点、1試合平均1.13。数字上は同じだが、四捨五入する前の数字では福岡がやや上回る。
湘南は31試合で37失点、1試合平均1.19。G大阪は32試合で44失点、1試合平均1.38。清水は32試合で48失点、1試合平均1.5。磐田は30試合で54失点、1試合平均1.8。
この点では、福岡、京都.、湘南が優秀で、G大阪、清水、磐田は守備力がやや不足しているということになる。
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