横浜FC所属のGKスベンド・ブローダーセン(25)は24日、明治安田生命J2リーグ第38節・V・ファーレン長崎戦でMF米田隼也(26)と激突。意識不明となり病院へ搬送されたが、激突直後のDAZN中継映像のあり方やカメラマンの振る舞いを巡って論争が巻き起こっている。
ブローダーセンは前半アディショナルタイムに右サイドからのクロスに対する競り合いで、V・ファーレン長崎所属の米田隼也と頭同士で激突。意識不明となり緊急搬送されたが、25日時点で容体は安定。脳震とうと診断されたことにより、現在は宿泊先のホテルにて経過観察を行っている。
両選手の衝突直後、DAZNの中継では衝突シーンをリプレイが流れたほか、ブローダーセンのショッキングな目を映像が流され続けた。これにはツイッター上で「DAZN中継カメラはブローダーセンをアップで映すなよ」、「ブローダーセンが倒れてるのをアップで映す中継の品のなさよ」、「横浜FCの選手たちが取り囲んでいる意味を考えろ」、「視聴者にとって気分の良いものではない」といった批判が殺到。
くわえて「カメラマンこぞって集まるなよ」、「カメラマンがカメラ構えていたけど、頭おかしいのか」とカメラマンに対する批判的な声も上がっている。
なおブローダーセンの負傷を巡っては、試合後に米田隼也のプレーに対する批判や誹謗中傷が多く見られているほか、なりすましアカウントによる悪質な投稿も確認されている。
またV・ファーレン長崎は25日に「2022明治安田生命Jリーグ第38節横浜FC戦後のSNSでの選手への誹謗中傷について」と題した声明を発表。「いつもV・ファーレン長崎にご声援いただきありがとうございます。9月24日(土)にトランスコスモススタジアム長崎で開催された『2022明治安田生命J2リーグ第38節 V・ファーレン長崎 vs 横浜FC』の試合終了後に、SNS上でV・ファーレン長崎の選手に対し、誹謗中傷の投稿がありました」
「いかなる理由があっても誹謗中傷、侮辱、脅迫は、決して許されることではなく、内容は極めて悪質なものであり、看過することはできません。敵味方問わず相手に対するリスペクトの気持ちを大切に、今一度ご自身のSNS・インターネット上での発信を見つめなおし、改めてマナーある発信にご協力お願いいたします」とサポーター等に呼び掛けている。
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