サッカー日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会を2カ月後に控える中、今月23日にキリンチャレンジカップ2022でアメリカ代表相手に2-0で勝利。スペイン紙『El Comentario』は日本代表の戦いぶりを評価するとともに、レアル・ソシエダ所属MF久保建英(21)、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属MF三笘薫(25)のパフォーマンスに言及した。
日本代表は前半から攻勢に出ると、25分にショートカウンターから鎌田大地のゴールで先制。ピンチを招く場面もあったが、後半に入ってもSCフライブルク所属MF堂安律(23)らが相手ゴールに迫ると、88分に途中出場の三笘薫が追加点をマーク。FIFAランキング14位のアメリカ代表相手に勝利した。
そんな日本代表について『El Comentario』は「カタールW杯を前に日本代表が組織力と攻めの華麗さを教えた」と見出しをうち「アメリカ代表相手に、その攻撃力と優れた戦術的組織力を見せつけた」と高く評価。
「アメリカ代表はキックオフ直後からデュエルでの強さを発揮したが、日本代表が主導権を握るまで時間はかからなかった。ポゼッション時のクオリティは高く、強度の高いプレスを仕掛けてアメリカ代表のビルドアップの局面で問題を引き起こした」と分析している。
また久保建英について「左サイドでリズムを作り、素晴らしい個人プレーの主人公となった」と綴ると、三笘薫については「左サイドで素晴らしい動きを見せた。ドリブルで相手選手を交わすと、完璧なカーブを描くシュートを決めている」とドリブル突破をはじめ個人技のレベルの高さに触れている。
なお日本代表はカタールW杯グループリーグでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦。スペイン代表とは日本時間12月2日未明に激突する。アメリカ戦での好パフォーマンスにより、スペイン代表は日本代表への警戒を強めているようだ。
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