ヴィッセル神戸は10日、明治安田生命J1リーグ第29節・名古屋グランパス戦で0-0の引き分けに終わった。SNSでヴィッセル神戸に対する批判が数多く上がる中、試合途中における元日本代表DF酒井高徳(31)と吉田孝行監督のやり取りが話題を呼んでいる。
ヴィッセル神戸は三浦淳寛監督のもとで今季開幕を迎えたが、序盤から黒星が先行。6月末にはミゲル・アンヘル・ロティーナ監督をわずか2カ月で解任すると、吉田孝行監督のもとでJ1残留を最優先する方針を打ち出していた。
すると吉田孝行監督は先月、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)1回戦・横浜F・マリノスでの勝利後に準々決勝・全北現代戦で先発メンバーを7名入れ替え。さらに今月7日の天皇杯準々決勝・鹿島アントラーズ戦でも4日前に行われたJ1リーグ第28節・京都サンガ戦からのターンオーバーを実施。ACL、天皇杯いずれもベスト8で敗退すると、J1残留を優先するクラブ首脳陣のやり方に批判が相次いでいた。
そしてJ2降格圏に沈む中で迎えた名古屋グランパス戦では元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)と日本代表FW大迫勇也(32)がベンチ外となった一方、酒井高徳(31)やFW武藤嘉紀(30)、MF山口螢(31)ら複数の主力選手が先発出場。しかし指揮官が交代カードを2枚しか切らなかったこともあり、攻めあぐねて引き分けに終わった。
DAZNの中継映像では、前半38分に戦術ボードを使って吉田孝行監督に何らかの説明を行う酒井高徳の姿が捉えられている。この時のシーンがツイッター上で拡散されると、「どっちが監督か分からない」、「これがヴィッセル神戸の現状」、「監督兼選手になるのか」といったコメントが数多く寄せられている。
また日本代表戦でも同様の光景が見られていることから「森保といい吉田といい、日本サッカーのレベル低いな」、「森保臭を感じる」、「日本代表監督はみんなの手本」と、森保一監督と比較する声も上がっている。
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