かつて明治安田生命J1リーグ・柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(27)が4日、ポルトガル1部リーグ戦でフル出場。無失点での勝利に貢献すると、現地メディアからポルティモネンセ正守護神定着を期待されている。
中村航輔は昨年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍。しかし昨季まではバックアッパー1番手をイラン代表GKパヤム・ニアズマンド(27)らと争う中、公式戦わずか3試合の出場にとどまっていた。
しかしポルティモネンセは今夏の移籍期間中に、ニアズマンドをイラン1部セパハンFCへレンタルにより放出。そしてポルトガル国内の移籍市場最終日には、正守護神のブラジル人GKサムエル(27)をポルトへ完全移籍により手放している。
すると中村航輔は4日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第5節・ファマリカン戦で、今季ここまで全試合フル出場だったサムエルにかわり先発出場。シュート13本、枠内シュート1本を浴びたが無失点で凌ぐと、ポルティモネンセは1-0で勝利している。
試合後、ポルトガル紙『Mais Futebol』は「サムエルを覚えているだろうか?彼はFCポルトへ移籍したが、数日前までポルティモネンセにいた。この試合でナカムラは、良いゴールキーパーがいることを証明した。前半8分にはルベン・リマの強烈なシュートをセーブし、先制点を防いだ」と、中村航輔のパフォーマンスを高く評価。
「(新戦力である)ベルケ・オゼルはすでにベンチ入りしているが、彼にはナカムラとの激しいポジション争いが約束されている」と記し、フェネルバフチェから加入した元U21トルコ代表GKベルケ・オゼルについても触れた。
今季初めての出番で結果を残した中村航輔。オゼルとの競争が待ち受けているが、正守護神奪取の可能性が高まっている。
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