シント=トロイデンVV所属の元日本代表MF香川真司(33)は、かつてボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでプレー。セレッソ大阪からドルトムントへの加入や、ドルトムント退団の舞台裏をドイツ紙『Datteln Morgenpost』が伝えている。
香川真司は2009シーズンにJ2リーグで27ゴールをあげて、セレッソ大阪のJ1復帰に貢献。2010シーズンもリーグ戦11試合の出場で7ゴールと結果を残すと、シーズン途中でドルトムントへ完全移籍する。そしてドルトムントでも加入1年目の2010/11シーズンから主力選手として活躍。ブンデスリーガ連覇を成し遂げると、2012年6月にマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍した。
『Datteln Morgenpost』はドルトムント元スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏が今年8月25日に60歳の誕生日を迎えたことをうけて、香川真司にまつわる同氏の功績を紹介。
「2010年、ツォルクは全く無名の存在だった香川真司をドルトムントへ連れて来る。当時21歳の香川真司は、35万ユーロ(約4000万円)の育成補償金でセレッソ大阪からドルトムントへ引き抜かれた」
「それからわずか2年後、香川真司はサポーターの間で人気者となり、マンチェスター・ユナイテッドに移籍した。マンチェスター・ユナイテッドはドルトムントに移籍金1500万ユーロ(当時約15億円)だった。これは4200パーセントという途方もないリターンに相当する」と綴り、香川真司の能力をいち早く見抜いたツォルク氏の手腕を称えている。
なお香川真司はマンチェスター・ユナイテッド移籍1年目からアレックス・ファーガソン監督のもとで出場機会を確保し、2012/13シーズンのプレミアリーグ制覇に貢献。しかし2013年6月にデイビッド・モイーズ監督が就任すると出場機会を減らし、2014年8月にドルトムントへ復帰している。
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