ラ・リーガ レアル・マドリード

バロンドール2022受賞がベンゼマ以外に考えられない理由

レアル・マドリード FWカリム・ベンゼマ 写真:Getty Images

レアル・マドリードに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマとって、2021/22シーズンは最高の出来だったに違いない。

2021年10月にはUEFAネーションズリーグの栄冠をフランスにもたらし、その後レアル・マドリードのストライカーとしてスーペルコパ・デ・エスパーニャ、ラ・リーガ、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の優勝に貢献。これらの成功にはベンゼマの果たす役割は必要不可欠で、シーズンを通して自身のキャリアで最多のゴール数(公式戦44ゴール)を記録した。

そんなベンゼマは、世界最高の栄誉である今年のバロンドール(2022年10月17日授賞式)の最有力候補であり、正直彼以外の受賞は考えられない。そう考える理由についてご紹介したい。


カリム・ベンゼマ 写真:Getty Images

驚異的なゴール関与記録がスゴい

ベンゼマが2021/22シーズン公式戦46試合で成し遂げた「44ゴール15アシスト」という記録は、時間あたりの生産性で考えると「66.42分に1回」はゴールに関与していることになる。1試合に1回は何らかの形で貢献をしているという驚異的な記録である。

このゴール関与数(ゴール数+アシスト数)59回は、ロベルト・レバンドフスキ(57回)、モハメド・サラー(47回)、アーリング・ハーランド(37回)、チーロ・インモービレ(36回)といった名だたるストライカーの記録を遥かに上回る。また公式戦46試合のうち32試合は、ゴールとアシスト両方を記録していることも見逃してはならない。

リーグ戦ではもちろんベンゼマが得点王になり、2位のイアゴ・アスパス(セルタ・デ・ビーゴ所属)の18ゴールを9ゴールも上回る、27ゴールを記録した。またアシスト数は12回で、惜しくもウスマン・デンベレ(バルセロナ所属)の13回を上回れず2位に終わったが、これらリーグ戦でのゴール関与数は、レアル・マドリードのゴール総数の48.75%を占めている。

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名前:秕タクオ

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趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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