ベトナム1部ビンディンは16日、明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪からベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)を完全移籍により獲得したと公式発表している。
ダン・バン・ラムについては以前からセレッソ大阪退団が噂される中、同選手の代理人が先月にセレッソ大阪のクラブ施設を訪問。ベトナムメディア『tech』は「セレッソ大阪と代理人による今回の会談では、間違いなくダン・バン・ラムの将来について議論を交わしている」
「ベトナム代表監督のパク・ハンソは以前、代表チームでのレギュラーを確実にしたいならば、セレッソ大阪で出場時間を増やす必要があると話していた。セレッソ大阪がこの(パク・ハンソ監督の求める)条件を満たせないならば、退団がベストな解決策だ」と見解を述べていた。
するとベトナムメディア『The Thao247』は今月12日、「ダン・バン・ラムはVリーグ(ベトナム1部)所属クラブと合意した。交渉は90%完了しており、シーズン後半戦からVリーグに参戦する」と報道。16日になってビンディンへの完全移籍が正式決定している。
またベトナムメディア『Lao Dong』が伝えたところによると、同選手はビンディンと3年半の契約を結んだとのこと。ただ移籍金や年俸額については明らかになっていないという。
ダン・バン・ラムは昨年1月、タイ1部のムアントン・ユナイテッドを契約解除により退団してセレッソ大阪へ移籍。Jリーグ挑戦1年目の昨季は、韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の前に公式戦2試合の出場にとどまったほか、昨年9月には左肩関節を脱臼。今季もここまで公式戦での出番がなかった。
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