C大阪、ダンバンラム退団発表秒読みか！母国クラブと2年契約締結で合意

　明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪所属のベトナム代表GKダン・バン・ラム（28）は、ベトナム国内クラブへの移籍で合意に達したようだ。15日、『VTC News』など複数のベトナム国内メディアが一斉に伝えている。

　ダン・バン・ラムは昨年1月、タイ1部のムアントン・ユナイテッドを契約解除により退団してセレッソ大阪へ移籍。Jリーグ挑戦1年目の昨季は、韓国代表GKキム・ジンヒョン（34）やバックアッパーのGK松井謙弥（36）の前に公式戦2試合の出場にとどまったほか、昨年9月には左肩関節を脱臼。今季もここまで公式戦での出番がなかった。

　出場機会の少なさもあり以前からセレッソ大阪退団が噂される中、ダン・バン・ラムの代理人は、先月にセレッソ大阪のクラブ施設を訪問。ベトナムメディア『tech』は「セレッソ大阪と代理人による今回の会談では、間違いなくダン・バン・ラムの将来について議論を交わしている」

　「ベトナム代表監督のパク・ハンソは以前、代表チームでのレギュラーを確実にしたいならば、セレッソ大阪で出場時間を増やす必要があると話していた。セレッソ大阪がこの（パク・ハンソ監督の求める）条件を満たせないならば、退団がベストな解決策だ」と見解を述べていた。

　するとベトナムメディア『The Thao247』は今月12日、「ダン・バン・ラムはVリーグ（ベトナム1部）所属クラブと合意した。交渉は90%完了しており、シーズン後半戦からVリーグに参戦する」と伝えている。

　そして『VTC News』は、ベトナム1部ビンディンが国内複数クラブとのダン・バン・ラム争奪戦を制したと報道。選手サイドと2年契約を結ぶことで合意に達したという。

　なおビンディンはシーズン前半戦を5勝2分4敗で終了。勝ち点17を獲得し、首位ハノイFCから9ポイント差の5位につけている。ベトナム国内の移籍ウィンドウは今週中に閉鎖するため、セレッソ大阪も近日中にダン・バン・ラム退団を公式発表するものとみられる。