かつて明治安田生命J1リーグ・柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(27)は、今夏ポルティモネンセ残留が濃厚とみられている。そんな中村航輔に新たなライバルが現れるようだ。9日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
中村航輔は昨年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍。しかしブラジル人GKサムエル(27)が正守護神を務める中、バックアッパー1番手をイラン代表GKパヤム・ニアズマンド(27)と争う格好となり、昨季はわずか3試合の出場にとどまっている。
また今季開幕前のプレシーズンマッチ数試合では先発出場していたが、今月7日のプリメイラリーガ開幕節・ボアヴィスタ戦では90分間ベンチから戦況を見つめていた。
一方でポルトガル紙『レコルド』は今月2日、ポルトがサムエルに関心を寄せていると報道。ポルティモネンセの幹部は「我々はどのようなオファーも受け入れる用意がある。ポルトからオファーが届けば、我々はそれを評価する」とコメント。サムエルの放出に前向きな姿勢を示している。
そのポルティモネンセは今月9日までに、GKマテウス(20)の獲得でブラジル1部パルメイラスと合意に達した模様。1年レンタルでの獲得であり、買い取りオプションは付いていないという。またマテウスはすでにポルトガルに入国しており、今後数日以内にポルティモネンセと正式にサインを交わすとみられる。
身長199cmのマテウスは、パルメイラスU20チームに在籍。2020年11月にトップチーム公式戦で初めてベンチ入りしたものの、いまだにデビューを果たしていない。ただ今季はパルメイラスU20の正守護神として、コパ・サンパウロジュニアサッカー選手権大会で9試合中7試合でフル出場。準決勝と決勝でクリーンシートを達成するなど、優勝に大きく貢献している。
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