明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを率いるレネ・ヴァイラー監督が、Jリーガーの特徴やJリーグのレベルについて自身の見解を述べている。28日、スイス紙『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』が同監督のコメントを伝えた。
スイス人のヴァイラー氏は、過去にスイス1部のグラスホッパーやドイツ1部のニュルンベルク、ベルギー1部の強豪アンデルレヒトなどを指揮。昨年12月に鹿島アントラーズ指揮官に就任すると、Jリーグ挑戦1年目ながらも今季ここまでJ1リーグ2位と好成績を残している。
そんなヴァイラー監督は母国紙のインタビューに対応。Jリーグのレベルについて聞かれると「Jリーグはヨーロッパではあまり知られておらず、フォローもされていないが、誇り高く野心に満ちあふれている」
「Jリーグのレベルはとても高く、設備も整っている。どのクラブにも言えることだが、相手がどこであれ勝利の可能性がある」と語るなど、リーグ全体の競争レベルが高いと主張。
同監督のコメントをうけて、『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』は「元バルセロナアンドレス・イニエスタやボージャン・クルキッチらが所属し、資金力のあるヴィッセル神戸は、J2降格を免れるためにシーズンを戦っている」とJ1リーグの現状を紹介している。
またヴァイラー監督は「彼らはテクニックに優れている。スピードや俊敏性を兼ね備えており、(フットボールに対する)姿勢もとても良い。それに彼らは礼儀正しいが、これはスポーツに限ったことではない。もう少し主導権を発揮してほしいと思っているが、そのためにも彼らは努力している」とコメント。Jリーガーを評価する一方、改善点も指摘している。
なお『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』は、鹿島アントラーズが初めてヨーロッパ人監督を招へいした理由のひとつとして「パーソナリティのさらなる発展がある」と紹介。記事内では、両者が2年契約を結んだことにも触れられている。
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