明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは、ポルトガル2部モレイレンセに所属するブラジル人FWヤン(23)の獲得を決めたようだ。28日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。
身長175cmで左利きのヤンは、2019年にブラジル1部パルメイラスのトップチームへ昇格。昇格後はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のエストリルやスポルチ・レシフェへレンタル移籍。2020年8月からはレンタルによりモレイレンセでプレーしており、パルメイラスでの実戦経験がほとんどない。
同選手は2021/22シーズンのリーグ戦で34試合中23試合に先発出場。6ゴール4アシストをあげ、右サイドでレギュラーに定着していた。しかし、モレイレンセはホームアンドアウェイ方式による入れ替え戦の末、2試合合計1-2で2部降格となっている。
そんなヤンの去就については今月22日、ブラジル紙『O DIA』が「ヤンは横浜F・マリノスからレンタル移籍のオファーを受けている。パルメイラスには50万ドル(約6800万円)が支払われるとみられ、現在交渉中だ」と伝えていた。
すると『O JOGO』は28日になって「ヤンは横浜F・マリノスの新戦力になる」と報道。クラブ間交渉が最終段落に入っているほか、同選手は直近のプレシーズンマッチ2試合でメンバー外になっている。
またヤンの保有権については、横浜F・マリノス移籍前の時点で「モレイレンセが50%、レンタル元のパルメイラスが50%を確保している」という。
なおドイツの移籍情報専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ヤンのパルメイラスからモレイレンセへのレンタル期間は、来年6月までとのこと。そのため、モレイレンセへのレンタル移籍を1年前倒しで打ち切る形となるようだ。
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